乳歯が虫歯に!放置しないで

乳歯が虫歯に!放置しないで

 

 

 

 

 

子供の乳歯はいずれ抜けていくものだから、虫歯になっても大丈夫!

と放置してしまうと、気づいた時には大変なことに、、、!

 

実は乳歯の虫歯は、永久歯に影響を及ぼすことがあるため、

お子さまの口腔ケアや歯医者への定期検診はとても重要です。

では今回は【乳歯】が虫歯になる原因や放置するとどうなるのかを解説していこうと思います。

 

乳歯が虫歯になりやすい理由

乳歯は大人の歯(永久歯)よりも歯質が弱くできており、厚さも半分程度しかありません。

あとで解説する、乳歯の虫歯の進行の早さの原因もここにあります。

 

また、奥歯は溝が細く歯ブラシの毛先が届かず汚れが溜まりやすい形状をしており、より注意が必要です。

もし虫歯になってしまえば歯が溶け始めるスピードは比較的早く、

虫歯が神経まで到達するのも早いです。 

 

乳歯虫歯の特徴

進行が早い


乳歯は永久歯に比べて歯の質が弱くやわらかいので、虫歯の進行が早いのが特徴です。

あっという間に進行してしまい約5〜6ヶ月の期間神経まで到達することもあります。

そのため毎日の歯磨きや歯科への定期検診を怠らず、初期の段階で発見してあげることが重要なポイントです。

 

 虫歯の色が白い

一般的に大人の虫歯では「黒」や「茶色」のイメージがありませんか?

実は乳歯の虫歯は、「白い」ものもあり目では気付きにくい場合があります。

さらに白い虫歯の進行は早いため要注意です。

 

健康な歯は多少黄色味で透明感がありますが、 虫歯の白さは歯の白さとは異なり、

透け感のない白濁したような真っ白な色です。

 

痛みが出にくい

子どもは、痛みの感覚が未発達であるため、もし歯に痛みがあっても気づかないことがあります。

子どもが「歯が痛い」と気がついても、次の日には痛みがパッタリと治まっている場合もあり、

親御さんの判断次第では歯科へ受診するのを先延ばしにしてしまったりして

虫歯を発見するのが遅くなってしまいます。

 

そのためお子様の歯の仕上げ磨きの際に、小さな変化も見逃さないように、

よく観察する習慣をつけましょう。

また、歯やお口の中に痛みがないかお子様に聞いてみるのも早期発見につながります。

 

歯と歯の間にできやすい

乳歯の虫歯は、歯と歯の間に発生することが多いです。

そのため、目でパッと見ただけでは気づくことができず虫歯が進行してしまうため注意が必要です。

歯と歯の間の虫歯を予防方法としては、

大人の口腔ケアと同じようにデンタルフロスや糸ようじを用いて優しくケアしてあげるのが効果的です。

 

神経にまで到達するのが早い

先ほど申し上げた通り乳歯の歯質(エナメル質)は弱く、永久歯の半分程度の厚さです。

エナメル質の下にある象牙質の厚みも同様で、乳歯が虫歯になってしまうと、進行スピードはとても早く、

早い人で5〜6ヶ月ほどであっという間に虫歯が神経まで到達してしまいます。


乳歯虫歯を放っておくとどうなるの?

永久歯の虫歯リスクが高まる

乳歯が虫歯になってしまうと、その口の中には虫歯菌が存在しているということです。

さらに虫歯を放置していると虫歯菌が増え続け、後から生えてくる永久歯虫歯リスクも高まってしまいます。

 

歯並びが悪くなる

乳歯が進行し重度の虫歯になると抜けるのが早くなったり、

なかなか抜けず大人になっても残ったままの場合もあり得ます。

もし早めに抜けてしまうとその場所に歯が無い期間が長くなり、

支えもなく影響された隣の歯が傾いてきてしまいます。

 

反対になかなか抜けない場合、乳歯の生えているところに永久歯が真っ直ぐ出てこられず、

斜めに生えてきたりして歯並びを悪くしてしまいます。

 

変色や形成不全

虫歯が進行し神経を蝕んでしまい、

さらにそのまま治療することなく放置してしまうと歯の根っこの先に膿ができてしまいます。

そうすると、後から生えてくる永久歯の色が変色したり、形成不全を起こしたりと

悪影響を及ぼすことが あります。


歯医者ではこんな乳歯虫歯の予防と治療ができます

フッ素塗布

虫歯予防に高い効果を発揮するのが「フッ素」です。

フッ素は歯を強化したり、虫歯菌を抑える働きがあります。

 

 シーラント

シーラント

虫歯になりやすい奥歯の細かい溝を、予防としてあらかじめ歯科用のプラスチックで埋めます。

生えて間もない奥歯の六歳臼歯(永久歯)は特に虫歯になりやすいので、

シーラントを埋めて虫歯を予防するのも効果的です。

 

 

乳歯の虫歯

乳歯の虫歯は子ども自身では気付きにくく、さらに親御さんの目でも乳歯の虫歯を発見するのは難しい場合が多いです。

 

しかし毎日の歯やお口の中のケアを続けると、小さな変化にも

気付きやすくなります。

もしお子さまの発言や、目で見ておかしいなと気づいたことがあれば

すぐに歯科を受診することをお勧めいたします。

乳歯だからとあまり甘く見ずに、将来のお口トラブルを回避するためにも定期的に歯科を受診しましょう。

 

 

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