インプラントのリスクが気になる方へ

インプラントのリスクが気になる方へ

 

 

 

 

 

インプラントのリスクが気になる方へ

インプラントを検討中で、手術のリスクから不安な気持ちを抱えている患者様もおられるかと思います。

今回はインプラントのリスクが気になる方へ、

リスクや安全性をさらに詳細に深掘りしご紹介していきます。

 

「インプラントが絶対ダメ」といわれる理由

一般的に、インプラントが絶対ダメと言われる理由としては、以下のようなものが挙げられます。

骨の量や質が不十分な場合:

インプラントは、顎の骨にしっかりと定着することで支えられています。

そのため、骨の量や質が不十分な場合、インプラントを支えることができず、

治療が失敗する可能性が高くなります。

 

全身的な健康状態が悪い場合:

糖尿病や心臓病などの全身疾患がある場合、手術によるリスクが高まるため、

インプラント治療が適応とならない場合があります。

また、免疫力が低下している場合や、抗がん剤治療を受けている場合も、インプラント治療が適さない場合があります。

 

口腔内の状態が悪い場合:

口腔内の衛生状態が悪い場合、インプラント周囲の炎症や感染のリスクが高まり、

治療が失敗する可能性があります。

また、歯周病が進行している場合も、インプラント体周囲の骨が溶けてしまう可能性があるため、

インプラント治療が適さない場合があります。

 

妊娠中や授乳中の場合:

妊娠中や授乳中は、ホルモンバランスの変化により、歯肉が炎症を起こしやすくなるため、

インプラント治療が適さない場合があります。

以上のように、患者様の顎骨の量や質、全身的な健康状態、口腔内の状態、妊娠中や授乳中などの状況によって、

インプラントが適応とならない場合があります。

しかし、当てはまるからといって絶対ダメという訳でもなく、治療前には、

専門の歯科医師としっかりと相談し、術前の検査や評価を受けることが重要です。

 

インプラントに対する不安を私たちが取り除きます

手術の安全性

インプラント手術は、正しく行われる場合には比較的安全な手術です。

現在の歯科治療技術は非常に高度化しており、安全性も確保されています。

インプラント手術においては、事前にCTスキャン撮影を行い、

患者様の顎骨の状態や神経の位置などを正確に把握することができます。

 

また、手術に必要な器具や材料も進化しており、より安全かつ正確に手術を行うことができます。

さらに、手術中には麻酔を使用するため、痛みや不快感を軽減することができます。

一般的には、インプラント手術は比較的安全であり、成功率も高い治療法とされています。

しかし、患者様の状態や手術方法によって、リスクが変わることもあります。

そのため、手術前には必ず歯科医師と十分な相談を行い、手術のリスクや注意点を把握し、

安全かつ正確な手術を受けることが重要です。

 

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うとうとしながら治療がおわることも可能 

当院では口腔外科認定医と麻酔科認定医の歯科医師たちによるインプラント手術も可能です。

勿論手術中は局所麻酔をしますが、

静脈内鎮静法を用いて、うとうとリラックスしながら治療を受けることも可能です。

静脈内鎮静法は、手術中や治療中に恐怖心や不安感を和らげるために、

薬剤を静脈内に注入して鎮静効果を得る方法です。

鎮静薬としては、ミダゾラムやプロポフォールなどがよく使われます。

 

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この方法を用いることで、患者様は不快感を感じることなく、落ち着いた状態で治療を受けることができます。

また、手術中に不自然な姿勢を長時間維持する必要がある場合にも、

患者様が落ち着いた状態でいられるため、手術の成功率を高めることができます。

静脈内鎮静法は、全身麻酔に比べてリスクが低く、手軽に行うことができるため、

歯科治療や内視鏡検査などの短時間で終わる手術や治療によく用いられています。

 

インプラントはメリットもたくさん

インプラントのメリットについては前回の記事をご覧ください♪

インプラントのメリット•デメリット

 

まとめ

インプラントは、十分な事前検査を行い、適切な治療計画を立てた上で手術を行うことで、

高い成功率と安全性が得られます。

また、インプラントは周囲の歯を削る必要がなく、

人工歯根として咀嚼力や発音機能を維持することができます。

さらに、入れ歯に比べて装着感や外見が自然で、

長期的な観点から経済的にも優れていることがメリットとして挙げられます。

ただし、インプラント手術は、十分な経験を持つ医師によって行われる必要があり、

患者様の口腔状態や全身状態によって適応が異なるため、必ず専門医に相談することが重要です。

 

記事作成者:歯科麻酔科医 向井千加子

 

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