2017-06-23
歯科用マイクロスコープ
最近の歯科治療は「M.I.(ミニマルインターベーション)治療」が主流になりつつあります。
Minimai Interventionの略で、2001年に国際歯科連盟が提唱した治療方法で、「できるだけ歯を削らず、神経を抜かず、自分の歯を残し寿命を長くする」ことがコンセプトです。
M.I.治療を行うためには歯科用マイクロスコープは必需品となります。
マイクロスコープを用いた治療のメリットをまとめると以下のようなことになります。
1.今までは肉眼で見ることができなかった患部をマイクロスコープで拡大して見ることができる
2.余分に歯を削ることがないので歯の寿命が延びる精度の高い神経治療が可能に
3.切開や縫合などの外科処置が最小限範囲で済むので術後の痛みや腫れを軽減
4.治療の写真や動画を記録できるので患者さんが自分の状態を確認できる
冨森歯科医院では手術用顕微鏡メーカーとして有名なドイツのメーラー社製の歯科用マイクロスコープ(アレグラ330)とPrima nuver の2台を使用し、より質の高い治療を提供できるよう日々研鑽しております。
アレグラ330
【特徴】
● 200mm – 450mmの広いフォーカスレンジを実現。 広い作業距離と2、4,8,16,24倍の5段階の変倍機構と相まって、シャープで被写界深度の深い映像を実現。
● スイッチ一つでピント調整ができる電動フォーカス機能を搭載。 位置調整のストレスから解放され、治療に集中することができる。 インスツルメント操作時でも自由にフォーカスできる。
● 高精密なアポクロマートレンズを搭載。 アポクロマートレンズにより、波長の屈折率の違いで起こる色収差を補正し、にじみやボケの少ない鮮明な画像に。 色収差(色ズレ)が少ないレンズなので、低倍率から高倍率までより鮮明な術野を視認できる。
● 鏡筒はあらゆる方向へ回転が可能。 常にベストポジションをとることができるので、窮屈な姿勢を強いることなく自然な姿勢で診療可能。
● 鏡筒の動きを制御できる電磁ブレーキシステムを搭載。 電磁ブレーキによるフェザータッチの操作で、思いのままのアーム操作が可能に。
● レーザー治療に対応したレーザー保護フィルター(※波長域は515nm以下)を始め、各種フィルターを搭載。 観血処置やCR充填時など、さまざまな治療に対応。
プリマDNT NuVar
【特徴】
●フォーカス調整幅100mmのアポクロマートレンズ搭載。
●顕 微 鏡 を 傾 斜させても、接 眼レンズ 部 を 一 定 の 角 度 に 保 つことがで きます。自然 な 姿 勢で の 観 察 が 可 能となり、長 時 間 の 使 用でも術 者 の負担 が 軽 減する。
●最 大 6 0 , 0 0 0 L u x の L E Dライトで、術 視 野が鮮明。
● 観 察 部 位 や 治 療 内 容 に 合っ た 調 光 が 可 能 。赤 色・青 色・青 紫 色 など、光 の 屈 折 率 の 違 い で 生じる色 収 差( 色ズレ )を 複 数 枚 のレンズ (アポクロマ ートレンズ)で 補 正。低 倍 率 から 高 倍 率まで、鮮 明 な 術 視 野を映し出す。