2018-12-09
歯科治療の基本的な考えは、歯を残す事です。
歯を残すために重要となる治療が、歯の神経(硬い歯の中身)の治療です。
皆さんが見ることが出来る白くて硬い歯の中身は神経や血管、細胞等の柔らかい組織で満たされています。
大きな虫歯により、歯の中にまでバイ菌が侵入すると、場合によっては歯の中身の治療(根管治療)が必要になります。
根管治療は器具を用いて歯の中の汚れを取り切る治療です。
お口の中はとてつもない数のバイ菌がいます。また、歯の中はバイ菌の侵入に対してとても弱い組織です。
当院では、きちんとした根管治療を行う為にラバーダムというゴムを歯にかけて唾液をシャットアウトし、専門の歯科医師が顕微鏡を覗きながら精密な治療を行うことが出来ます。
歯の中はとても複雑な形をしています。また、想像以上に根っこがクネクネと曲がりくねっている事があります。
※歯科用顕微鏡で撮影
当院では、複雑な歯の中に正確にアプローチする為に、歯科用顕微鏡を用いて治療を行います。
根管治療を成功に導くためには、この複雑な形態の歯に対して、中身(バイ菌が入り込んだ神経や血管等の細胞成分)を出来るだけ除去し、消毒をしなければなりません。
歯の中が綺麗になると、最後に上からバイ菌が侵入しないように緊密に歯の中を封鎖(根管充填)します。
バイ菌による感染の再発を防止するためには、封鎖が非常に重要です。
当院ではこれに適したセメントを用意しており、”精密根管
治療を希望される方” に使用します。
精密な治療できちんと治すためには、ラバーダム、歯科用顕微鏡、CT、緊密な充填剤、技術・知識のある歯科医師が必要です。
当院には根管治療専門の歯科医師が在籍しています。
これらの条件が満たされた時、長期的な歯の保存が達成されます。
“歯の根の治療を何回も受けているが治らない”
“きちんと治して繰り返したくない”
“しっかりと治療をして、歯を長持ちさせたい”
などをお考えの方は一度ご相談下さい。